廃虚

Twitterやってます @ball_g_angel

123… 遊戯王VRAINS 89話 『重なる二つの火』感想

デュエル

今回はSoulburnerとウィンディの決闘の続きでした。場ががら空きになったソウルバーナーは手札の装備魔法を連発し《転生炎獣の烈爪》とスパークスでヒートライオとバハムートボマーを相打ちにさせようとしていると思わせ、バハムートボマーの効果を使わせました。さらにファルコを通常召喚し、フォウルを自身の効果で特殊召喚。ベイルリンクス、サンライトウルフをリンク召喚します。このリンク召喚の狙いは、後の魔法カードによるライフ回復とドローが主眼にありました。サンクチュアリの効果でヒートライオをリンク召喚。再び《転生炎獣の烈爪》を装備させ、同名リンクモンスターを素材とした時のモンスターへの追加攻撃効果を与えます。これで決着を付けようとしましたが、ウィンディの手札誘発モンスターに阻まれました。

バハムートボマーを蘇生させたウィンディはストームアクセスで手に入れたリンク4、バハムートボマーカスタムを出し、自分の魔法、罠ゾーンにカードが無いときに相手モンスター一体を永続魔法扱いでゾーンに移し、相手の魔法、罠ゾーン(恐らく)のカードを全て破壊します。しかしソウルバーナーは伏せていた罠と墓地のベイルリンクスの効果で敗北を防ぎます。

その後、レベル3のモンスターを2体揃えたソウルバーナーは《転生炎獣ミラージュスタリオ》をエクシーズ召喚。エクストラデッキに戻したヒートライオをリンク召喚し、ミラージュスタリオの効果でバハムートボマーをバウンスしようとしますがこれも手札誘発で無効。しかしサンクチュアリの効果でリンク召喚されたヒートライオの効果でバハムートボマーの攻撃力を下げられ、ウィンディは敗北することになりました。

感想

 不霊無とソウルバーナーは互いを疑う振りをしてウィンディを欺き、相手に自分の思い通りにゲームを進行させているプレイングをしていましたがブラッドシェパードとの決闘の時も同じような事をしていたのでそこは少しあざといな、という感じがします。また、ベイルリンクスのエクシーズ召喚は良かったのですがVRAINSのエクシーズ召喚の演出は間延びしてくどい。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

 

 

 ウィンディの「人間とつるむのが鬱陶しい」という考えは作中では独り善がりで悪辣なものとして否定されましたが、私の考えとしては、イグニスは人類の後継種として生まれたはずなのにAiや不霊無、アクアが人間にとって都合の良い飼い犬となっている作中の描写を見ているとウィンディが牙を抜かれたと思うのも無理はないかと感じました。

 

 ウィンディの使用する【嵐闘機】は魔法・罠をほとんど使わない代わりに手札誘発のモンスター効果で相手の妨害を行ない、モンスター効果で相手の伏せカードを破壊していくという動きをしていくテーマだと考えられます。これは、嵐闘機モンスターが飛行機のように改造された生物のような姿をしている事や他のサイバース属をサポートする魔法・罠カードにIT用語を流用したものが多いことを考えると、モンスター(海中生物)に魔法・罠としての役割を与える為に機械を埋め込んで改造したのでは、という説が思い浮かびました。

人間を霊長の頂点に立つ傲慢な存在と批難するライトニング一派のウィンディが、人間と同じように動物の体を弄り、彼らから意思を奪う事で動物の声を聞かない、人間的イメージのカード郡を使っているというのは、やはり彼も人間の側に寄っていた、という事なのでしょうか。

 

次回は覚醒したボーマンとブルーメイデンのデュエル。ハルのハイドライブと別のデッキを使う可能性があるボーマンがどのようなデッキを使うのかに注目しましょう。