廃虚

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Playmaker英雄伝説 遊戯王VRAINS 93話『交わした約束』感想

 

ど、どうしたんだいPlaymaker君急に大きい声を出して…

 

 

 今回のデュエルは、ゼロデイを送りつける事でリンクモンスターを弱体化+効果ダメージを狙う草薙さん兄に対して3/19発売のスターターデッキ2019に収録される《デコード・トーカー・エクステンド》のリンク先モンスターが墓地に送られた時に発生する連続攻撃効果と《デコード・エンド》の相手の場のカードを全て破壊する効果で決着を付けました。新規カード登場前にアニメで登場させた事、相性のよいカードと組み合わせて使った事自体は純粋に良かったと思います。

 

 今回はPlaymakerが、草薙さんのお兄さんがライトニング一派との決戦前に自分達兄弟よりも人々の英雄として、人類を救う大義の為に戦うよう約束していた事を思い出すシーンがハイライトだったようです。

こういう大事な意思表示シーンは先に入れておいた方が良かったのでは、という思いと、先に入れてしまったらこの約束を忘れていたPMが余計間抜けに見えてしまう、という思いが葛藤しているなあ、という感じです。

 また、この件で明確に正義のヒーロー街道にお膳立てされた遊作ですが、過去にただの一人の決闘者として描かれていた不動遊星が無敗の英雄、人々の希望のように扱われるようになってから本当につまらない人物になってしまったのを想起させます。これは私の持論なのですが、今まで私が遊戯王シリーズを観ていて面白いと感じたデュエルは、対戦者達が自分と相手しか視界に入っておらず、当事者だけの世界に入っている事が多いので、神話の英雄としての文脈と完全に自分と対戦相手の為だけに行われるべきゲームとでは噛み合わせが悪いのではないでしょうか。

 

 次回、草薙さんの弟のお兄さんを人質に取った事に激昂したソウルバーナーはその怒りを特に何もしていないボーマンに向けて決闘するようです。ボーマンの事は好きでも嫌いでも無いのですが、ライトニングの行為によってまた逆恨みの対象となったボーマンの圧倒的もらい事故感に、私は最近同情し始めています。

もうすぐ3月も折り返しですがライトニング一派戦はまだ続く。