遊戯王5D's 僕達はまだ、そのスピードに置いていかれている
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— アニメ「遊☆戯☆王」公式 (@yugioh_anime) 2018年9月20日
デュエルリンクスのアップデートにより、とうとう遊戯王5D'sのメンバーが参戦することになりました。この作品は放送開始から十年が過ぎた今でも人気が高い作品で、私も遊戯王アニメシリーズの中では1、2番を争う程好きな作品です。
しかし。
この作品は遊戯王シリーズに大きな変革をもたらしましたが、それと同時に多大な負債も残していったように感じられます。ここからは、5D'sという作品の功罪について考えていきましょう。
良かった点から考えていきます。私が思うに、この作品の良かったところは、FC(フォーチュンカップ)編までの、キャラクター達のデュエルやカードに懸ける真摯な思いがあっさりしながらも、丁寧に描かれていた所です。
2人のキャラクターを例を挙げてみましょう。まずはこの作品の主人公である不動遊星です。
彼は、自分のエースモンスターであるスターダスト・ドラゴンとサテライトの仲間たち皆で作ったD.ホイールを親友だったジャック・アトラスから取り戻す為にネオドミノシティに向かい、ジャックとデュエルを行いますが形式的な決着がつかず、収容所に送られます。そこで出会った矢薙というお爺さんにカードが「クズカード」と言われ、踏まれようとしたときの遊星の発言が今でも印象に残っています。
「デュエルはカードに命を吹き込む。その命を吹き込むのがデュエリストの役目だ」
「踏まれたカードが痛みを感じるなら、勝利して喜びを与えるのもデュエリストの役目だ」
遊星は武藤遊戯や遊城十代のように、カードの声を聞く能力を持っているわけではありません。しかしだからこそ、カードの持つ可能性を信じ、カードに対して真摯に向き合った上で自分らしい「王道」を持っている不動遊星という男が、私の心に峻烈な印象を残したのです。
次は、ジャック・アトラスについてです。彼は遊星の親友でしたが、サテライトを離れシティのキングとして君臨していました。その時の発言で私が特に印象に残っているのが
「これがデュエルだと…? ただ運が良かっただけではないか! この程度ではデュエルなどとは呼べはしない!」
この発言は、相手が大量展開を繰り広げ、追い込まれた後に発した台詞です。キング・ジャックアトラスは俗に言う「御約束」である「丁度良い時に」「丁度良いカードを引いて」勝利する陳腐さ、温さ、曖昧さを認めない。初期の彼のデュエルは圧倒的な威力、実力を示すためにあらゆる技を使うまさに「絶対王者」と呼ぶに相応しい存在だったのです。それだけに、彼の後半の堕落ぶりには目も当てられない思いでしたが…
このように語れば尽きないのですが、5D'sが残していった負債もしっかり考えます。
負債
5D'sの残した負債や欠点は2つあります。
一つ目は、後のシリーズのデュエル構成のテンプレ化現象をもたらした事です。勿論これは、作品事態に責任が有るのでは無く、このスタイルを過剰に称賛し過ぎた私達にも責任の一端があります。
作られたテンプレについて話します。これはankさんが仰った事を参考にさせて頂いているのですが、その内容は
- 下級モンスターを並べて小競合い
- 並べたモンスターを素材にEXデッキからモンスターを互いに召喚する
3. 2で出したモンスターを魔法や罠でひたすら守る
という物です。ankさんはこれをエースプロレスと呼んでいました。これは良くできた型では有るのですが、これに頼りすぎたせいで後のシリーズでのデュエル内容の陳腐さを招く事になったのです…(はいホーはいホー、ストームアクセス)
2つ目は、5D'sの後半が大流行してしまい、製作スタッフがクリティカルに視聴者に受け続ける術を知ってしまった事です。
5D'sの後半は、カードの扱いの雑さ、不動遊星英雄伝説や諸々のキャラクターの脳髄レベルでのキャラ改変等があり、アンドレ戦やロットン戦、チーム太陽等素晴らしい勝負もありましたが酷い出来でした。しかし大衆受けに迎合した展開はSNSやニコニコ動画の登場もあり、それはそれは盛り上がりました。まさにシンクロで星の数が上昇していくように。
その結果、製作スタッフは「メイン視聴層はストーリーを求めている。ここに力を入れればデュエルは多少雑になっても問題無い」と思うようになってしまったのでは無いでしょうか。
重ねて言いますが販促アニメでカードゲームを雑に扱うなど言語道断です。「ストーリーがあればデュエルはどうでも良い」等と言うならホットドッグを食べ過ぎて寝込んでしまえば良い。
総評
ここまで述べてきた事を纏めてみると、有ることが浮かんできます。
どうも私達は、5D'sという作品の成功に浮かれ、今もあの熱から冷めていないと。
最初に言った通りあれからもう10年です。私達は5D'sスタイルから離れ、停滞という安寧から離れる為に世の中に沢山ある素晴らしい作品にアクセスする事で、自分の感性という名の感度を高める事をしていくべきではないでしょうか。
https://ballangel.hatenadiary.jp/entry/2018/08/28/173713
遊戯王 VRAINS 69話 元復讐鬼さんがミラーフォースの人に何か言い始めた
今回のレポートを書いていこうと思います。
1 デュエル
まずデュエルについてですが、「ゲームはプレイヤーの思い通りには進行しない」というある種の経験則を話の展開と絡めた事自体は良かったと思います。この発言は二回ぐらいに抑えておいた方が色気が出なくて良いとは思いますが。
ウィンディの戦術としては、今のところは「自分のターンでは相手の伏せを割りつつ相手のターンになったら効果で相手の墓地の伏せを防御の為に使う」というものをプランの一つとして持っているようです。
リボルバーは文明否定者=昔の汎用罠を使うというようにスタッフは特徴つけたいようです。貴方サイバースを使うのも一興とか言ってませんでしたか。
2 ストーリー
さてストーリーに関してですが、作中でも触れられているので流石に作り手も分かっていてやっているようですが
1.遊作のAIに対する協調路線のポジションがどういう文脈で培われたのか解りづらい
2.遊作は復讐を意味の無いものだと考えるような描写が今までに有ったか?
3.リボルバーは本当にイグニスを殲滅する事が正しいと思ってるの?
個人的には特に3が気になります。彼は自分の「イグニス殲滅」の行動指針を語るとき、いつも「父の意思を受け継ぎ」と言っています。一度は自分自身とPlaymakerの事を「運命の囚人」と例えました。
この流れでリボルバーは「自分の運命から逃げない」と言いました。仮にリボルバーが鴻上パパの考えを自分の中に落とし込んだ上でイグニス殲滅の旗を掲げるならそれも良いと思いますが、今のところ彼は自分がロスト事件の被害者を助けようとしたせいでパパを苦しい目に遭わせた、その負い目からイグニス殲滅を叫んでいる弱者に映ります。
過去の行動から自分の有りうる可能性を狭めてしまうのはとても不幸な事です。この課題を上手く描写できれば良いのですが…
次回は遊戯王JP.で情報が公開されたあのカードが登場するものと予測されます。
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赤の他人を意味も無く叩くのはもう終わりにしませんか。
たまには真面目な事を書きます。
現在、ネットワークやそれを利用するデバイス等の一般化により多くの人が自分の考えを表明し、世界中の面白い人や物事にアクセスする事が以前より容易になりました。そうした中で、他人の幸せそうな姿を観て「空気を読めない」、「不謹慎」などと批判されることを以前より眼にする機会が増えているように思います。
こうした現象は、今まで昼間に流されており、本質的に何の価値も産み出さないワイドショーで報じられていた芸能人の話題等がSNS上に刷り変わったのだろうと考えられます。
本当に無益な事だ。自分が直接的に嫌な思いをさせられた訳でも知り合いでもないのに、他人の行動に一々文句を付けるのは。そんなことをしたところで私達の時間も行動力も浪費する結果しか生まない。
それでは、何故人は赤の他人の行動に一々文句を付けるのか。私は、この現象が加速した原因が、最初に述べた社会の情報化によるアクセスの容易化にあると考えています。世界中の人々の行動や姿を見ることが出来るようになったことで、自分と他人の区別が出来なくなったばかりに自分が持つことが出来ない他人の持つ能力や資産、幸せに嫉妬してしまう事が多くなってしまったのでは無いでしょうか。
自分という存在がネットワークの中に埋没してしまい、他人の揚げ足を取ることしか出来ない、何の価値も産み出せない人間になることはとても不幸な事です。私は、こういった人間にならない為には自他の区別化を厳密に行った上でネットワーク上の情報にアクセスし、その情報を自分のなかで咀嚼する事で「今」社会で何が問題になっているかを見つけ出し、それを解決する為に自分が出来ること、やるべき事を考えれば良いのでは無いかと考えています。
遊戯王VRAINS 68話
密会
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と言うわけで今回は予想通りデュエルはありませんでした。
まず光と風のイグニスは人類から離れて霊長の頂点となる為の準備を始めるようです。闇のイグニスであるAiのデータを取り込もうとした辺り、AI同志ならば自他の区別は大した問題ではない、というのがイグニスの価値観のようです。
やはりと言うべきかベタと言うべきかこの作品は人工知能がシンギュラリティ(技術特異点)に到達し、長年そこに起こりうると考えられてきたAIによる人類の管理or殲滅云々を描写したいようです。
そこから最後にリボルバーを含めたハノイの騎士が再登場してきました。彼等が当初の目的通りイグニスの殲滅に乗り出す事で状態が悪化していく、という構図に自然となっていくのでしょう。リボルバーはいつまで彼のお父さんの言っていた事を自分への言い訳にしていくのでしょうか。
それにしても昼ドラだの不便な方が趣があるだの、この作品のスタッフからは昔を懐かしんでいたいという思いが感じられます…
遊戯王VRAINS67 無知の知!?
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今週の調査報告です。
結局アースは視聴者にとっては有益な情報は持ち合わせていませんでした。個人的な意見を述べるならば「昔なら1話~1話半で終わる話をダラダラ続けていた」という所が今に始まった話では無いとはいえ非常に残念です。この作品,4月頃から「相手の誘いに応じて乗り込んだ主人公達が勝っても結局人間関係も状況も動かない」状態が進んでいますね。
デュエルに関してはアースのデッキがアクアから借りたクリスタルハートがある前提で設計されている所が個人的には不可解な所です。彼は普段どうやってデュエルしているのでしょう。その他に関してはいつもの5D'sで培われた雛形通りに進んでいった感じです。
次回はデュエルが無いようですが、5D's後半やZEXALで観た展開に最近非常に似ている気がして不穏になってきました…
遊戯王VRAINS 66話 連呼すればキャラ付けできるってものじゃない
今回から遊戯王VRAINSに関して気力が続く限りレポートを書いていきたいと思います。
まずはストーリーについてですが、地のイグニスであるアースが登場しました。話しぶりからしてどうやら彼もボーマンについての情報は持ってないみたいですね、はい。それとテレビでは小学3年生レベルの言葉しか使わない傾向があるからといって考えなしに「不器用だから」と同じ台詞を連呼するのは浅慮では…
作中の掲示板描写から見て、スタッフは星〇速報を観ているのでしょうか?
デュエル面に関してはいつも通り下級モンスターを並べてリンク召喚して、といった感じです。
Aiやアースがデュエルに関係ない事を一々挟んできてこちらの集中力を削いできたり、演出がダラダラしていました。こちらもいつものVRAINSですね。
次回はイグニスの関係や現状について何かしら新しい情報があることを期待しています。
捨てましょう。
CEDECで行われたFate/GrandOrderのセッションの中で出てきたとある言葉が波紋を呼んだ。
【FGO】爆発的な成長の秘訣は「捨てる、プロデュース」。『Fate』らしさとは奈須きのこであること | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう
ここで出てきた「今、『FGO』を楽しんでいないユーザーは捨てる」という言葉は今FGOを楽しんでいないユーザーを対象にしているとしているが、「言葉が受け手にどう捉えられるかを考えていない」、「言葉がユーザーを軽んじている」などという意見がよく見られた。
このセッション内の言葉に関して私は、何の感情も持たなかった。理由は、おそらく私自身がFGOというゲームそのものに対しては関心があるがFGOの運営会社に対する関心が然程無いため、位置情報問題や課金エラーなどのゲーム自体に対する問題なら兎も角、ゲームクリエイティブプロデューサーの発言一つ一つに品行方正さを求める理由が無いのである。ここからは個人の推測になるが、恐らくこの発言の意図は強い言葉、ともすると不快感を生じさせるような言葉を敢えて使うことでSNS上で話題をつくり、FGOの認知度を高めるためだと考えている。その上で既存ユーザーはFGOに対する信頼を持っていると運営は考えているため、どれだけ批判を受けようとも顧客としている課金ユーザーはそう易々と離れないと考えていると思われる。
FGOは2018年上半期のモバイルゲーム売上で首位に立っており、現在楽しんでいるユーザーを楽しませようとすること自体は何も間違っていない為、FGOは今の方針を変える理由はありません。それでは、現状プレイしているけれどもFGOを楽しめていないユーザーはどうすればよいのでしょうか。
捨てましょう。
面白くない、好きじゃなくなったゲームを「今までプレイしてきたから」「今までお金をつぎ込んできたから」という理由でダラダラ続けてしまう事は私達の時間を浪費してしまう事になります。
私自身はこのゲームに対するモチベーションがあるため現状はプレイを続けるつもりですが、もしプレイするモチベーションを持てないなら捨ててしまうことも一つの選択として考えるべきだと思います。時間の使い道の選択権は私たちにあるのだから。
メンテナンス中だったので今感じている事を書いてみました。