廃虚

Twitterやってます @ball_g_angel

遊戯王 VRAINS TURN86「持たざる者の知恵」 感想

リンクマジックのコントロール奪取。

 リボルバー一派の数の多さを憂慮したライトニングの考えによりリボルバー一派が分断され、個別撃破が図られることになりました。

 最初にライトニングの標的となったのはスペクター。イグニスの親としてアースの事を意識していたスペクターはライトニングの抱いている「人間と同じように意思を手に入れたイグニスはやがて互いを排斥するのでは無いか?」という危機感を見抜いて見せ、ハノイとしての方針に従いつつもアースの事を残念に思っていた様子を見せました。以前イグニスを元に戻す技術があると主張していたリボルバーがスペクターの気持ちを聴いてどう動くかは気になる所です。

 

三本の矢〈上〉

三本の矢〈上〉

 

 

 ライトニングとスペクターの決闘。ライトニングは1ターン目からフィールド魔法による蘇生効果とリンク召喚の連鎖、そしてリンクマジックを使いハンドレスを厭わずエクストラリンクを完成させます。これにより天装機兵相互リンクによるダメージ減少と裁きの矢による攻撃力倍化の2重構造でスペクターを迎え撃ちます。裁きの矢を狙われたときはどうするつもりだったのでしょうか。(天装機兵の効果を覚えきれて無いので誤解があったら申し訳ありません)

 スペクターのデッキはエクストラデッキからリンクを繋げ永続魔法で強化していく戦略を持っているためエクストラゾーンが埋まれば打つ手がありません。これに対しスペクターは永続魔法でリンクマジックを奪い展開していきます。

 一進一退の攻防を繰り広げる2人のデュエル。リンクマジックのコントロール奪取という方法は少し強引だったような気がしますが、リンク召喚導入後のルールで始めて場所の奪い合いに焦点が置かれる決闘が行われそうなのは素直に楽しみです。スペクターがしっかりハノイの一員として以外の考えを持っているのも良かった。

※1ジャッジメントアロウズの(1)の効果である

「裁きの矢」はリンクモンスターのリンク先となる自分の魔法&罠ゾーンに1枚しか表側表示で存在できない。 

という点を作中で満たしておらず、スペクターがコントロールを奪った後墓地に送られるのではないか、という指摘がTwitter上でありました。これに関してはジェスター・コンフィの裁定を類推適用してジャッジメントアロウズはコントロールを奪った後、1の条件を満たしてないので墓地に送られる事になる、と言うのが有力になりそうです。
しかし魔法カードのコントロールを奪うという行為に前例が無いため裁定の類推が適切かどうかは断言できません。

※2 また、《天装騎兵プリミ・オルディネス》の効果は自身のリンクマーカーの先に墓地の星4以下の天装騎兵を蘇生させるというものでしたが、劇中でこのカードはエクストラモンスターゾーンに存在するデクリオンの下に置かれており、リンクマーカーは上と右下に向いているためプリミオルディネスのリンク先は明いておらず、カードテキスト通りにとらえるなら本来ならば蘇生効果は発動できません。